SUMMARY
エバラ食品工業株式会社(以下、エバラ)は、「浅漬けの素」や「焼肉のたれ」など家庭用・業務用調味料食品の製造・販売を行う日本を代表するメーカーです。中でも、「浅漬けの素」は1991年の発売以降、30年以上にわたり愛され続けるロングセラー商品です。しかしながら、メインユーザーの高年齢化と若年層における漬物文化の希薄化を課題とされていました。そこで、「浅漬けの素」をデジタル上で露出させることで 「浅漬け」との接点がない潜在層の認知を獲得し、態度変容を狙うことを目的にワンメディアへご依頼をいただきましました。
今回の施策では、若年層の話題の起点となっているTikTok をコミュニケーションの場に設定。近年、「TikTok売れ」という言葉が一般的になるほどTikTokでの商品露出は購買に直接結びつきやすい傾向にあります。そこでワンメディアは、「浅漬けの素」を使ったASMRコンテンツを企画し、ユーザーに商品を認知してもらい「浅漬けで、野菜を食べたい」というイメージを想起させるべく、食やASMRの文脈で多くのユーザーに支持される3組のクリエイターとコンテンツを制作。料理をする過程や食事をする様子を見せることで、浅漬けへの食欲を掻き立てるようなストーリーに仕上げました。
WHAT WE DO
食品のマーケティング施策では、レシピ動画が王道です。しかし、ワンメディアは企画の前提として、レシピを探す前段階であるユーザーの「何を食べたいか」という心理の部分に注目。「ライフスタイル」「調理音」「咀嚼音」の3つのカテゴリーに分け、クリエイターをアサインし、それぞれが奏でる思わず聞いていたくなる食欲をそそる音を基調とするコンテンツを制作することで、商品の広告としてユーザーに「美味しそう」と直感的に感じさせることを体験価値として提供することを目指しました。
コンテンツ内では、ただ「美味しそう」という感想で終わらせない工夫として、「浅漬けの素」を動画内で3秒以上登場させたり、料理過程は必ず入れるといった商品認知までしっかりとクリエイターと作り込むことで、商品認知から購買意欲を高める仕掛けを施しています。
OUTCOME
本施策では、現在オーガニック投稿と広告配信を実施中。オーガニックにおける総再生数は約300万回を記録中。総いいね数は約9万まで積み上がっています。また、広告配信においては、現時点で総エンゲージメント数は約11万件に到達しています。動画に寄せられたコメントには「これ見てたら漬物つけたくなりました」「簡単に作れて野菜、栄養も取れて良さそう」「長芋浅漬けやってみます」など商品に興味を持った感想や「何回も流れてくるけど毎回最後までみちゃう。」「すぐ買いに行きます」といった広告コンテンツでありながらも好意を寄せる声が集まっています。
TikTokを活用したプロモーション施策にご興味がある企業様は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
Back to Works Index